生まれて初めて


拷問される夢を見た。

ありえない。

夢の中では自分は10才くらいの子供だった。
他にも子供たちが何百人も監禁され強制労働させられていたのだが、ある日俺は別の部屋に連れて行かれた。
そこで拷問にかけられるのだ。
例えば、ゆっくりと心臓に杭を打っていかれる拷問。その苦痛と恐怖もリアルだった。
自分の血が温かく身体を伝い、苦痛の中、少しずつ意識が遠くなっていく。そして死んでしまう。
ここで夢から覚めたり、別の夢を見ればいいのに、なぜか一度死ぬと、次の瞬間別の肉体で目覚める所から始まるのだ。
んで、また拷問にかけられる。ってか途中一度夢から覚めたのに、再度眠ったら続きが始まったのがありえない。

腹部を切開して膀胱に直接焼きごてを当てて破裂させるだか、トイレの度に激痛を味わせるだかっていう拷問 (その拷問をかける人が焼きごてを持ちながら言ってた)があまりの激痛で目が覚めた。
そんな拷問、俺の発想に無いんですけど…
現実では考えつかないような、聞いた事も無い拷問ばかりだった。
だからなのか、苦痛も想像を絶する物だった。
夢から覚めた瞬間、痛みで身体を動かせなかった。

ありえない。

寝ている間に何かされてるんじゃないかと思う。本当に。
肉体的な苦痛はまだ時間が経てば無くなるけど(ってか夢なのに痛みが残る事自体おかしい気がするのだが…)、 精神的な苦痛は後に残る。

・・・もしかして結構深刻な状態なんじゃ…
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