塗装の剥がし方

07.4/12
土日で出来るリフィニッシュで紹介した塗装の剥がし方。少し解り難かったみたいなので、ここで詳しく説明する。
本当は動画を上げれば解り易いのだろうが、面倒なので写真と文字だけで説明する。

まず用意するのは金属ヘラ。100均などで買ってくる。持つ所が木やプラスチックなどで断熱されている物を買う事。
お好み焼き用のヘラがお勧め。


写真のようにヘラと塗装を温めるようにして剥がしていく。

塗装と木の間にヘラを入れて剥がすのだが、無傷の塗装を剥がす時は最初にヘラを入れる隙間を作る。
下の絵のように角になっている部分をカッターなどで削るとやり易い。出来るだけ木が傷付かないように慎重に。


木が見えたら、塗装と木の間にヘラを潜り込ませるようにして塗装を温めながら剥がしていく。
まずドライヤで塗装を温める。1分〜2分位。結構温めないと剥がれない。触れない位熱くなるまで温める。ヤケドに注意。

この時ドライヤと塗装までの距離は5cm以上開ける事!
強く熱しようとドライヤを塗装に近づけ過ぎると、熱の逃げ場が無くなってドライヤが壊れる。最悪発火するかも知れません。

ある程度熱くなったらヘラに力を入れると、グニグニってシールを剥がすような感じで塗装が剥がれます。


これを繰り返して剥がしていきます。
ヘラの角度が悪かったり力を入れ過ぎると木に傷が付く事がありますが、最初は傷を全く付けずに剥がすのは困難だと思います。
少しの傷は後でヤスリで削れば無くなるので、深い傷を付けないように気を付けて剥がせばいいでしょう。

また、塗装が薄い場合はヤスリ(サンダー)だけで剥がした方が楽だと思います。
中にはドライヤの方法が効かない塗装もあるようですが、詳しくは解りません。
たぶん、この方法が通用するのはウレタン塗装の物だと思います(ニトロセルロースも?)。
なので、この方法で失敗しても後悔しても責任は取れません。やる時は自己責任でケガとヤケドに注意して行って下さい。


*07.4.19 追記*
4/13マミヤさんから指摘を受けました。
ネックの塗装を剥がす時にドライヤを使うとネックがねじれる可能性があるそうです。

実際カッタウェイなど曲がった部分にやろうとすると木を傷付ける事が多いので、この方法はボディなどの平らな部分だけに使った方が良いかも知れません。
俺は全部やっちゃうけど。
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