風のゆくえ



僕にはこの枝を折る事も この花を踏み潰す事もできる

これは縮図


人は自然を自分の手でどうする事もできると思い

敬意を失った


壊す事はできても 還(もど)す事はできないのに



こんな力なら初めから無ければよかった
自然に従って終わる道を歩みたかった



だけど僕は 責任を果たさないといけない

この手に握った砂のゆくえは風が決める


こんな僕でさえ 自然の一部なのだから



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