異常コントローラー



異常者にMIDI機能を付ける為に製作。
最初、異常者本体に内蔵しようと思っていたのだが、スペース的に難しいので外部に出す事にした。
内臓しようと思っていた時は液晶画面など付けずに、ただ単純にMIDI出力だけの機能にする予定だったが、
外部に出すにあたって、それならば現在製作中の新ミシン、ゴッドハンドLiteでも使えるようにと思い、機能を拡張した。
異常奏者初のデジタル機器。

OS

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異常者の独自規格だけでなく、市販のアナログシンセのCVなどもMIDI変換できるように、どんな電圧にも対応できるようにした。
極端な話、家庭用コンセントの電圧をMIDI化する事も可能。
また、ログ・アンチログ・その他カーブ変換も可能なのでHz/V・Oct/Vどちらにも対応できる(SH-101とCS-15で確認)。
電圧レンジの変更、ビット数の変更、電圧反転など、思い付いた機能は全て詰め込んだ。
MIDI出力も自由に設定可能。ピッチベンドやベロシティ、ノート、ノートオン、その他機種依存の信号まで自由に割り当てできる。
また市販品では恐らく無い独自の機能も付いていて、ただ単に変換するだけでなく入力電圧から曲を合成する事が可能で、これ自体が楽器として使える。


プリセットは名前を付けて保存できる。本体に付いている4つのフットスイッチの内2つでプリセットを選択。
残りの2つはMIDIに割り当てられている。また、外付けでサステインペダルとしてフットスイッチを繋ぐ事が可能。


CVは4つ入力できる。全て個別に設定可能。最初、電圧・MIDIの相互変換をする予定だったのだが、
機能を付け過ぎてプログラムメモリが限界だったのでMIDI OUTしか作れなかった。今後MIDI INの機器も作る予定。

ちなみにこれ、廃品から作られている。壊れたマルチエフェクターやMTRやよくわかんない機械などから部品を取って組み立てたキテレツ状態。
子供の頃、秋葉原の路上でダンボールに詰めてジャンク機器が売られていて、それをあさってる人を見ると、
「あれを買っていってバラして全然違うハイテク機器を作るんだろうな」って勝手に想像して憧れていたんだけど、
まさか自分がそうなるとは、なれるとは夢にも思っていなかった。
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