異常者の代理

06.8/3 & 8/8
8/3は負塊の練習だったのだが、異常者はハンドル工事で音を出せる状態じゃないので手ぶらで練習に行った
手ぶらで何を練習するのか?

このままでは怒られる!と感じた私はギターを借りる事にした。
先日マリンピースのライヴでサポートドラムとしてやってくれた友人Tに「異常者以外の楽器を持った姿、始めて見た!」と言われた。
失礼な。それではまるで私が異常者一筋でやってきたみたいではないか。

8日のライヴに異常者が間に合わなかったらギターで行こう。そう思いながら練習をこなした。
そして練習が終わり負塊リーダーのNが一言、「ギターじゃ合わないね」と言った。
私はギターアレンジが悪かったのかと思い、もう少し考えてみる。と言った。しかし合わないのはアレンジではなかった。

私自身にギターが合わないと言うのだ。

またまた、Nも冗談がキツイ。異常者以外の楽器が似合わない人間なんて本物じゃん。
笑いつつドラムのY君にギターでも大丈夫だよね?と尋ねた。彼はとても真面目なので冗談はあまり言わない。彼は真面目にこう答えてくれた。

「いや、合わないっスね。」

・・・・


8/8ライヴ当日、そこにはキーボードを持った私の姿があった。千葉ANGAでのライヴである。
私はおもむろにキーボードをギターアンプに繋ぎ、最大に歪ませた
ギターアンプからはキーボードの物とは思えない荒々しい歪みが押し寄せた。

これぞ異常奏者の真骨頂である。

狂ったキーボード演奏は受け入れられた。イカレた演奏が評価されたのである。

しかし、私にはもう普通の楽器を普通に演奏する事は許されないという事が判明した。
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