ハンドルA

06.7/27〜

交流実験

下のようにして音を取り出した。


予想ではサイン波が得られるはずだったが、このような波形が得られた。

何かを連想させる波形

サイン波に第五と逆相の第六倍音が混ざった感じだろうか。音はちょっとテルミンっぽくなった。
ハンドル サイン波


他にも整流の前と後を足したりして試してみたが、どれも波形が変わるだけでニュアンスとしては同一だった。
ハンドル その他


ハンドル発電から直接音にする方法は効果音としてはかなり良いが、演奏の幅が狭すぎる。もっと音程の幅を広く、狙って出せるような感じにしたい。
理想はハンドルさばき一つで時には哀愁の漂うメロディを、時にはアグレッシブな超技巧フレーズを奏でられるような、そんなハンドルを目指したい。
逆にそうでなければハンドルは認められず、ただのネタとして終わってしまうだろう。


・・・ただのネタだが。


直流

直流は周波数が0の交流とも言え、つまり音にはならない。
じゃあどうするかと言うと単純に電源として扱う。乾電池も直流だ。それと同じ様に、この発電機も直流にして交流を生み出す回路を動作させる。
ってか、本来これが正しい発電機の使い方だと思う
全波整流した三相交流からは非常にリップルの少ない直流が得られるらしい。方法も簡単でコンデンサを挟むだけで行えるようだ。
試しに250μFのコンデンサを並列に繋いだ所、ほぼDCになった。

※後日再度調べて解ったのだが、コンデンサでの方法は最も簡単な方法だが、後ろに来る抵抗値に影響を受けやすいデメリットがあるそうだ。
他にも色々方法があるみたいなので気になった方は調べて下さい。

回路思案

回路は出来るだけシンプルな物にしたい。なぜならハンドルのターゲットは一般のギターっ子だからだ。
ギターの回路はとてもシンプルだ。着せ替え人形のようにパーツを交換するだけで音の変化を楽しめる。そこに難しい知識は必要ない。
ピックアップを交換したりボリュームポッドを交換するだけでカスタマイズする事が出来る。
ハンドルもそれに合わせて出来るだけシンプルにしたいのだ。音のカスタマイズはパーツを交換するだけのような。

ハンドルのターゲットはギターっ子と書いたが、正確にはギターから異常者に乗り換えた異常奏者(異常者を弾く人の意)だ。

私とFの予想では10年後、高校生を中心に異常者が大ヒットし、またスティーブヴァイやサンタナなどのギタリストが異常者に移行した事によって世界的ブームになる。
そしてそれは同時にハンドルというジャンルを開拓し、音楽ショップにはロック・ジャズに並び「ハンドル」という棚が作られる事になる。
ハンドルブームは他の楽器にも飛び火し、ハンドルシンセ・ハンドルピアノなど次々に新しい楽器が開発される事になる。
そしてついには家電や生活用品にもハンドルが付き、もうハンドルが付いていれば何でも売れる状態に!
ジュースのおまけにはハンドルが付き、携帯には折り畳みハンドルが内臓され、ハンドルキッズと呼ばれる体中にハンドルを身に付けた若者たちが街でハンドルを回し社会問題になる。
「世界の中心でハンドルを回す」が大ヒットし、雑誌から飛び出すハンドルが・・・以下略


疲れたので続きは次回。続きって回路の続きね。20年後の予想を期待しないように。
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