架空の神



ただの便宜上の区別に それ以上の意味を与え

まるで自分は特別な 「何か」であるかのように

区切り、関係を断ち切ろうとしている


自分(ひと)と他人(ひと)
自分(ひと)と国
自分(ひと)と動物
自分(ひと)と自然
自分(ひと)と地球(ほし)


私たちはそのものなのに

破綻は目(ま)に見えているのに

それでもなお 人は架空の「神」を作り出す

飽和を否定し 個を謳歌する

自分にすがり 必死に個を守り生きている


自分(ひと)と他人(ひと)
自分(ひと)と国
自分(ひと)と動物
自分(ひと)と自然
自分(ひと)と地球(ほし)


私たちはそのものなのに


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